手話通訳

ろう教育入門セミナー・その②

前回は、講演についての内容や感想を書きましたpaper

今回は、「手話通訳者」としての視点から、今回の講演会を振り返ってみたいと思いますbud

頭の半分は講演の内容把握に、もう半分は、手話通訳の分析に使っていたように思いますfish

今回の講演会で一番感じたのは

「米内山さん、早口だから読み取り通訳が大変だなぁ・・・sweat02

ということですsweat01

バリバリの日本手話でたたみみかける様に語りますから、そりゃもう大変そうcoldsweats01

通訳さんは事前に資料をもらっているんだろうけど、こんな内容の資料なのかぁ・・・と若干心配にcoldsweats02

米内山さんは、普通に早口なんですけれども、「見れば意味は分かるけど、日本語に訳すと長いのよねぇ」という単語を多用しますからねbearing

具体的にどの単語、ということは記憶にないのですが・・・coldsweats01

そんな調子ですから、読み落とした個所のフォーローをする暇なんてないようでしたdown

私が通訳として入っていたら、エライことになりそうですshockdash

ところで、今回の通訳さんが上手いなぁと思ったのは、

 ①米内山さんの「熱っぽさ」がよく声色に出ていた

あの米内山さんの語り調をサラッと訳してしまったら、彼の気概は半分も伝わらなかったと思いますwobbly

でも、今回の通訳さんは、抑揚をつけたり、声の大小やピッチを変えたりして、うまく米内山さんの手話を音声とつなげていたと感じましたgood

 ②突発的に話すジョークの通訳が上手かった

即時性もあるし、教育論を話している時の声色とも変えて、本当にジョークっぽく通訳されていましたlovely

この2点は、本当に見習いたいですねconfident

さすが、東京都の通訳ともなると、レベルは高いなcoldsweats01

もっとこうすると分かりやすいかなぁ、という点は以下ですが、どれにも共通しているのは、

表された手話をそのまま意味の通る日本語に訳すのではなく、日本語話者が聞きなれている表現に置き換えて通訳する

ということですpaper

そうすることで、通訳した音声言語は短くなるので話されている内容から大きく遅れるという事態が防げるし、内容もぐっと把握しやくすなると思いましたcatface

具体的には↓

 ①慣用句を使う

例えば、

「先人達は、色々と変えたい変えたいと思って必死に頑張って、でも出来ずに亡くなっていった人たちは沢山いる。」

というような内容があったのですが、

「先人達にも、志半ばで去ったがたくさんいる。」

というようにですflair

 ②漢語をうまく使う

漢語に言い換えたり、付け加えたりすると、スルッとまとまって良い感じになると思いましたrecycle

例えば、

(聴力レベルで学校を振り分ける、というようなないようの場面で)

「あなたはこちら、君はこっち、次の人はそっち、というふうに分けていって」

というところを、

機械的に振り分ける」

という一語を入れると、よりスッキリと分かりやすくなるような気がしますup

 ③独特の日本語を交える

日本語特有の表現というか、上手い表現ってありますよね?

慣用句ではないんだけど、その一語で、意味がスッと通るというようなnote

たとえば、こんな具合に

「ろう学校の教育が悪いのは全部教員のせいだと責任を押しつける。」→「まるなげ」

「聞こえないからムリ、と断られた。」→「門前払いされた。」

というようなshine

こんな風に偉そうに語ってすみませんcoldsweats01

自分は、そんなに通訳が達者なわけでもないですし、いざ通訳場面に入ったら理想通りには出来ないでしょう・・・

でも、客観的に見ている・聞いているからこそ感じられたこともあって、これを今後の私の通訳に反映させて行きたいと思っているので、あえて書き記しましたpencil

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手話通訳者養成講座

行って参りました、実践講座run

今回が最終回でしたflair

詳細はのちほどhappy01

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手話表現で

私には、イマイチ上手くできない表現がありますbearing

それは、「だまして○○する。」 というような時に使うのですが、手自体の動きではなくて、口の中で舌を頬の内側に突き立てて、クルンと回す表現ですpaper

同時に目も細めますよねflair

手話ニュースを見ていると、当然なのですが、キャスターの方がとても滑らかにこの表現をしていますup

真似してみるものの、手の動きと口の動きを同時に行うと、どうもぎこちなくなってしまいますbearing

滑らかに、そして、「いかにも悪そうにだましている」ことが伝わるような表現・・・

身につけたいものですpunch

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手話ニュース

月曜日~金曜日の13:00~と、20:45~の1日2回flair

それから、土日は19:55~、NHK教育で放送されている、手話ニュースtv

できるだけ見るようにしていますeyeshine

手話ニュースを見ていると、手話がすごいスピードであることに驚くだけでなく、色々と参考になる表現がありますpaper

この前ホホーゥと感じたのは、何かの話し合いで、両者の意見がまとまった内容のニュースの時でしたrecycle

「合意に至る」という意味を表現するのに

  「考え/一致※1/認め合う※2

 ※1 一致:両人差し指を体に対して垂直に胸の前に出し、体に対して平行になるようににピッと向け合う。

 ※2 認め合う:「認める」の手話を両手で表現する。左右の対峙する意見同士の者が、合意するイメージ。

という一連の単語を表現していましたnote

別の意見を持つグループの対立構造を、左右の手の対立で一瞬で分かるように表現していて、分かりやすいなと思いましたconfident

手話通訳の参考にももちろんなりますし、普段ろう者と会話する時にも、こういった表現の工夫は参考になりますcatface

これからも、手話ニュースをこまめに見て、盗めるところは盗みたいと思いますsmile

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見極め

これまで、短いながらも手話と関わってきて、一つ分かったことがありますpaper

それは・・・

「こちらの手話レベルがいかほどか、ろう者は会って話した瞬間に判断する」

ということですflair


私たち夫婦は、在住地域以外の手話サークルに突然遊びに行くのが好きですhappy02

これまで、色々な地域のサークル、30以上はお邪魔したでしょうかdash

快く受け入れてくださった皆さん、本当にどうもありがとうございますm(_ _)m


サークル部屋に飛び込んで、目が合った初対面のろう者と話した瞬間、相手はこちらの力量を見極めるようで、とても会話が弾むことが多いですdelicious

特に、だんな様は、

「ろう者かと思ったよcoldsweats01

と言われることが多く、「ろう者か?聴者か?」と聞かれるまで、聴者であることに気づかれないほどですsweat01


何が言いたいかと言うと・・・

前回の記事で、

「手話通訳者としての条件の一つに、ろう者と対等に会話できること。」

という内容を書きましたが、話す時にこちらがどういった印象を与えるかによって、ろう者の手話が違ってくると思うのですpunch

つまり、こちらが 「ろう者が配慮しなくても会話が問題なくできるような手話レベル」 である、という印象を与えない限り、ろう者は気を遣って(sign02)配慮した手話で話すのではないでしょうかbearing

そうすると、対等な会話をするまでに時間がかかります24hours

対等な会話時間を多く持つためにも、話した瞬間に、ろう者に「この人とは手話レベルを合わせなくても話せるぞsmile」と思ってもらいたいですねheart02

まぁ、そうなるまでに時間がかかるんですがね・・・coldsweats01



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手話通訳技術の向上

11月26日の記事で、「会議場面」での、ろう者の冗談の会話を読み取り通訳するのが難しかった、ということを書きましたpencil

これを解決するには、読み取り通訳技術を向上させるしかないわけですが、どうすれば良いのか・・・

養成講座でひたすら頑張ったり、シャドーイングしたり、手話動画をたくさん見て目を慣らしたりすれば、通訳者としての技術が身に付くのか・・・

私は、それでは足りないと思うのですbearing


私と一緒に実践課程を受けているある方は、今回の会議場面実習を終えて、次のようにおっしゃいました↓

「今まで、ろう者が私の読み取りレベルに合わせて、ゆっくり話してくれていたということが今日分かったdespair

つまり、これまで彼女が触れてきたろう者の手話は、決して自然なものではなく加工されたものであって、聴者に対して配慮された手話だった、ということですdown

何だか悲しい感じもする彼女の言葉・・・

でも、これってとても含蓄深いことだし、手話学習者にとっての課題だと感じましたwave

彼女も、これに気づけて良かったなと思いますcoldsweats01


私は、 ろう者と日頃から冗談を言い合い、対等に会話できるようになることが、手話通訳者としての条件のひとつ だと思うのですpaper

具体的に言えば、ろう者一人と自分ではなく、複数のろう者に交じって聴者は自分一人だけ、という状況でも、何の問題もなく会話が弾む、ということでしょうかsweat01


サークル例会での指導場面や講演会や何かの説明など、話す対象が明確な場合、ろう者も話す内容を頭の中である程度整理してから話すと思いますから、表現される手話にもまとまりがあると思いますflair

一方会議場面というのは、ろう者はより自然に話し、話しながら頭の中を整理していくと思いますから、その手話のスピードも自然と速くなると思いますup

この自然なスピードについていけるかどうか・・・dash

ましてや、思いついたことを次々と話す冗談などでは、ろう者はスピード感のある自然な手話で話しますsweat01

これらのことは、聴者でも同じことが言えますよねpunch


日頃から、ろう者とたくさん話し、冗談やくだらないことも対等に話せるというのは、ろう者にそれだけ近い会話ができる、ということだと思いますflair

対等に会話するには、表現にも読み取りにも、それなりのレベルが必要だということですbomb

サークルの例会中だけのやりとりでそれが叶うとは到底思えず、学習時間の合間や、サークル終了後のお茶会や食事会、行事での交流などを通して、より自然な、ろう者と生のやり取りを持つ時間が必要だと思いましたpaper

特に、複数のろう者同士が会話しているなかに自分も入っての会話の時間sign01


振り返れば、私がこんなに短期間で手話が上達したのは、多くのろう者と自然に関わる時間が長かったからですconfident

そして、厚かましくも、ろう者同士で楽しそうに会話している中に、ズカズカと踏み込んでいったからですrun

初心に戻って、今度は手話通訳技術を向上させるためにも、私もろう者と関わる時間をもっともっと確保しなければいけないな、と思いましたfuji



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全国手話通訳問題研究会

タイトルのような、通称 「全通研」 という手話通訳者の全国組織がありますpaper

その全国集会が、来年2月、千葉県市川市で開催されるとのことflair

関東だし、「参加してみよっかなnote」 と思い要綱をダウンロードしてみると・・・


なっ、なんと、参加資格があるではないかsign02

資格は

  ・全日本ろうあ連盟の会員

  ・全通研の会員

であること。


ガビsign04sign04shockshockshock

私は、どちらにも当てはまらないではありませんかbomb


残念ながら、とってもとっても興味があるのに、参加するには全通研の会員になるしかなさそうですdown

でも、今年度の残りはあと4か月・・・

年会費は1万円ですから、これからそれを払って会員になって集会に参加するのかsign02sweat01

すごく参加したかったのに、参加制限があるなんて・・・

欠格条項に引っかかったみたいな気分ですねcoldsweats01



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講師の指摘

手話通訳者養成講座では、ろうの講師と、聴者の講師が2人体制で講座を進めて下さいますflair

昨夜の講座は、場面実習で、会議場面を行いましたpaper


終わってからの講師からの指導内容は、以下の通りです↓

 ●交替のタイミングは、話の切れ目と交代時間を見て、会議の流れに支障をきたさないようにスムーズに行う。次に入る人が、今通訳を担当している人の斜め後ろに中腰で待機し、話が切れたところで、すかさず入れるようにする。

 ●ろう者同士で盛り上がって通訳が追い付かなくなってしまった時は、一旦止めて、盛り上がって話していた内容の粗筋をろう者に伝え、もう一度話してもらうようにする。あらすじを伝えることで、話していた内容を思い出しやすい。すぐに通訳しないと、ろう者も話していたことを忘れてしまう

 ●ろう者だけで盛り上がると、聴者は疎外感を感じイライラもする。会議にも集中できなくなり、「もういいや。」と思ってしまう。

 ●冗談の話をうまく聴者に伝えるためには、ろう者の表情をよく見て、その表情を読み取り通訳の声のトーンに生かすと良い。

 ●ろう者の発言か聴者の発言かがハッキリ分かるようにする。ろう者の手話を読み取りながら無意識に自分の手を動かしてしまうと、聞き取り通訳をしているかのように受け取られ、混乱する。

 ●ボソボソと読み取り通訳をすると、「独り言かsign02」 と聴者に思われてしまうので、ハキハキと読み取り通訳を行う。

 ●読み取り通訳に即時性がなく、曖昧な通訳をしていると、聴者は「結局何なの?」と分からないままになってしまう。


以上のような指摘を受けましたpencil

どれも当たり前のことばかりでお恥ずかしいのですが、いざ通訳に入ってみると、なかなかできないものですねwobbly


残る実習は、「医療場面」の1回となりましたannoy

本当に終わってしまって良いのだろうかsign02という気持ちが強いのですが、学べるだけたくさん学んできたいと思いますscissors



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手話通訳者養成講座

実践課程に行ってきましたrun

本日も、実習ですsweat01

内容は、「会議場面」でしたflair

会議に参加したのは、ろう者4人と聴者2人の合わせて6人。

手話通訳者は、3人体制で実習を行いましたcherry


今回の実習で難しかったことは、参加者はろう者の方が多いので、ろう者だけで話が盛り上がってしまうことが多く、その時の対処でしたbearing

話に割って入って内容を通訳するタイミングや方法も難しく、冷や汗タラタラcoldsweats01

聴者が会議についていけなくなる場面が何度かありましたwobbly

特に、ろう者同士で冗談を言い合っている時が難しかったですweep

ろう者は大声で笑っているのに、それを通訳しきれないので聴者はサッパリ訳がわからなくなりますsad

話についていけないと疎外感を感じますし、通訳者に対する不信感も募りますよねdespair


それから、今回初めてお会いするろう者の手話が読み取りにくく、適切な通訳ができませんでしたdown

初対面ですから100%読み取れないのは当然のことなのですが、県内のろう者ともっともっと交流しなければいけないし、初対面でも落ち着いて読み取りができるだけの力をつけないと、と実感しましたsweat02


3人いた手話通訳同士の連携は良かったと思いますhappy01

スピード感のある手話についていけない時や、話がかぶっている時など、後ろからフォローしながら読みとっていきましたpaper

また、ろう者が話す内容を、通訳者が整理しながら具体的に聴者に向けて説明している時(通訳者と聴者だけのやりとりの場面)には、フォロー役が「今、具体的に説明しています。」と、ろう者に説明したことで、ろう者の混乱を防ぐことができましたchick


講師からは色々とご指摘を受け、とても勉強になりましたpencil

その指導内容については、次回書きたいと思いますhappy01



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実践課程

本日、「手話通訳者養成講座」の実践課程を受講してきましたrun

内容は現場実習で、「教育場面」での手話通訳でしたpaper

聾学校の先生をお招きして、ろう者が保護者として面談するという設定で行いましたpencil


グループの中には受講生が6人いて、細かい内容設定は一人一人違いましたdash

そして、各自が通訳者として通訳している場面を、他のメンバーが観察しますeye


私の時の通訳概要は以下の通りでした↓

 ①最近、中2の娘の帰宅時間が遅くて、母はとても心配している。

 ②学校では変わった様子はないと、先生は主張してる。

 ③今後の対応策はどうしたら良いか、母は気にしている。

 ④とにかく心配している母に対して、「あまりしつこく関わらず見守ることも大切」、と助言する先生。


このやり取りの中で出てきた、表現が難しかった単語は、「思春期」でしたsweat01

私は、どうして良いか迷ったので、指文字で表現した後、

  「色々/難しい/時期

と表現しましたcoldsweats01

でも、「難しい」って・・・いったい何が難しいんだぁsign02 と自分でツッコミを入れたくなりましたwobbly


事後指導の時に、ろう者に分かりやすい表現はどうしたら良いか尋ねたところ↓

  「悩み/多い/時期」  「親/反抗/時期

という表現が良い、とのアドバイスをいただき、なるほどぉ~wink と思いましたshine


その他に指摘を頂いた点は、以下のような文章を手話表現するときの、手話の向きについてでした↓

 (先生) 「学校でも、色々と聞いていきたいと思っています。」

この時私は、

 「学校/中/色々/娘/質問/質問/見たい/思う/PT(先生)」

と表現しましたsweat01 この時の「質問」は、通訳者の私から、娘に出していましたbomb

しかし、そうではなく

 「PT(先生)/娘/質問/質問」

この時の「質問」を、通訳者から出すのではなく、先生から出せばそれで良い、ということでしたfuji

確かに、質問する人が隣にいるのですから、そうですよねcoldsweats01


あとはやはり、他人の通訳場面を観察するのはとても勉強になると思いましたpunch

観察を通して感じたことを自分の通訳に生かすにはもう少し場数を踏む必要がありそうですが、敏感な目で見ていきたいと思いますpig


現場実習は残り2回ですpen

なかなか技術的な指導を受けられる機会がないので、貴重な時間ですsmile

厳しい指摘を恐れず、積極的な姿勢で受講してきたいと思いますhappy01notes



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