« 場面通訳試験分析H19 | トップページ | 場面通訳試験分析H16 »

場面通訳試験分析H17

こんばんは。だんなですpaper

18年度の映像がなかったので、今日は17年度です。申し訳ありませんdespair

17年度のテーマは「ハローワークでの求職相談」です。

◆最初の映像では、男性(聴者)がもともと座っていて、求職相談に来たろう者が対面に座ります。映像からは、1対1の場面通訳だということが分かります。また、求人票も映し出され、求人票に基づいて話が進むことが分かります。

求人票には「職種」、「仕事の内容」が記載されてあります。

以下おおまかな流れです。

ろう者;この会社はろう者でも大丈夫ですか?

聴者;大丈夫です。

ろう者;求人票に記載されている仕事の内容について聞く。

聴者;具体的な仕事の内容を伝える。(データ入力など)

ろう者;データ入力は、前の会社で経験済みです。

聴者;パソコンの経験はありますか?

ろう者;あります。

聴者;Word、Excelは大丈夫ですね。資格はお持ちですか?

ろう者;持っていません。IT講習会を受講しただけです。

聴者;簡単な文章の打ち込みは大丈夫ですよね?

ろう者;大丈夫です。資格は必要ですか?

聴者;求人票には書いていないので大丈夫です。確認してみます。

    前の職場でのコミュニケーション方法は?

ろう者;口形を読み取る。通じない場合は筆談。

聴者;他に聞いておきたいことは?

ろう者;正社員が希望です。また、会社内にろう者はいますか?

聴者;会社面接の時に聞いて下さい。

以上のような流れです。

◆H17では、聴者とろう者の1対1の場面ですので、比較的読み取りと聞き取りの切り替えがしやすいように思います。

◆ろう者の職場実態に関する知識があると、通訳しやすいと思います。

例えば、ろう者に多い仕事は何なのか、職場でのコミュニケーション方法はどうしているのかなどを知っておくとよいでしょう。

ろう者の職場でのコミュニケーション方法としては、以下のような方法が考えられます。

・聴力が軽い人は、口話でやりとりをする。

・ろう者からは口話で伝え、聴者からは書いてもらう。

・誤解が生じないように、全て筆談でやりとりをする。

また、仕事としては、事務系の仕事が多いことから、「データ入力」、「ワード」、「エクセル」などの、パソコン関係の手話を知っておくとよいと思います。

カタカナ言葉は手話単語を知っておくと、いちいち指文字で表さなくてすむので、時間短縮になります。

◆H17のろう者も手話はゆっくりで、口形もはっきりしています。手話表現や口形は単語単語で表出されているので、すぐに声に出してしまうと、自然な日本語の文になりません。1文を見てから、声に出しても間に合うと思います。

◆ただ、あまりにゆっくり表出していると、次の発言が始まってしまいます。

できれば、少しためて頭の中で整理して、実際の表出はスピーディーにというのが理想です。

◆今回の場面通訳では、ろう者の日常に関した通訳です。日頃からろう者と接し、日常に関する様々な手話単語に慣れておくのが大切ですね。

ご質問、ご意見がありましたらお願いします!

|

« 場面通訳試験分析H19 | トップページ | 場面通訳試験分析H16 »

手話通訳士試験」カテゴリの記事

コメント

昨日に引き続き詳しい内容ありがとうございます。
今回は1:1ですね!
少し余裕があるようで?安心しました。
ほんとろう者に対する知識が重要ですよね。
また、とっさにその知識が
手話で表現できるかどうか・・
貴重なアドバイスありがとうございます。
頑張ってみます。
お疲れのところ本当にありがとうございました。

投稿: ハッピー | 2009年11月13日 (金) 22時32分

いえいえ、私でできることなら・・・

あと、H16、H15、H14もやる予定です。

もし、質問があれば遠慮なくしてくださいねpaper

明日も1日仕事行ってきますschool

投稿: だんな | 2009年11月13日 (金) 22時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1093832/32202500

この記事へのトラックバック一覧です: 場面通訳試験分析H17:

« 場面通訳試験分析H19 | トップページ | 場面通訳試験分析H16 »