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場面通訳試験分析H19

こんばんは。だんなですpaper

ハッピーさんからコメントをいただいたので、場面通訳をもう少し詳しく分析したいと思います。20年度は資料がないので分かりません。

今日は19年度です。テーマは「子ども会役員会」です。

以前も書きましたが、

まず、試験の方法が映像で提示されます。

タイトルのあと、会議場面の最初の映像が出てきます。

◆場面のタイトルと最初の映像で、ろう者と聴者の1対1なのか、会議のような複数人の場面なのか分かります。19年度の場合、最初の映像で、会議の人数(5人)、誰がろう者なのかが分かります。これで心構えができますね。

その後、受験番号と名前を手話と音声で表現します。

◆このとき間がかなりあります。時間にして、20秒強はあります。ここで、受験番号と名前をあっという間に表現してしまうと、沈黙の時間がとても長くなってしまいます。この沈黙が緊張を高めます。なので、深呼吸してから落ち着いて受験番号と名前を表現しましょう。

◆会議のような通訳の場合、ほとんど司会などの聴者から発言が始まります。(過去問もすべてそうなっています)。なので、聞き取り通訳から始まるという心構えでいると、慌てないと思います。

①司会;今日の議題「バザーについて」。

②ろう者;期日と会場の確認。

③会場について、司会者とろう者のやりとり。

④聴者A;バザー内容の提案(手作りクッキーと不用品販売)。

⑤ろう者;クッキー作りの担当について。

⑥聴者AB;作り手の募集を買って出る。

⑦聴者A;クッキーをどこで作るのか?

⑧ろう者;個人の家で作って持ち寄りましょう。

⑨聴者B;作る数と袋詰めの方法は?

⑩ろう者;袋の数を昨年の倍に。袋詰めする場所は?

⑪聴者A;前日に袋詰めの必要?

⑫司会;前日会場が借りられるか確認します。

⑬ろう者;お菓子の材料費は立て替えて、あとから清算がいいと思う。

⑭聴者B;領収書は会計まで。

⑮司会;会議終了。次回の予告(お知らせ文やポスターの案)

◆このように内容を追ってみると、登場人物がまんべんなく話していますが、一度に話す時間としては、ろう者が長い気がしました。

◆ろう者の手話は、対応的で口形も多くついているので、落ち着いて見れば読み取りやすいと思います。

◆ろう者の手話がゆっくりなので、少しためてから通訳しないと不自然な日本語になることがあります。手話がゆっくりな分、手話が表現されてすぐに言葉に出してしまうと、文がぶつ切りになってしまい、意味をとらえた文になりません

◆極端に言えば、長く手話表現されていても、それほど多くの内容を言っているわけではないので、一文すべて見てから通訳しても間に合うかもしれません。

◆逆に、聴者の発言は、聞いてすぐに通訳を始めたほうがいいと思います。聴者の発言が終わるとすぐに、ろう者の発言が始まることもあります。

一番いいのは、実際の試験問題映像を見てみることです。地域の聴覚障害者情報センターなどで借りられるかもしれません。探してみてください!

19年度についてはざっとこんな感じです。

18年度以前についてはどうしましょう・・・

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コメント

だんな様ですね! 早速お返事ありがとうございます
とても詳しくて感謝です。
登場人物が結構多いのにびっくりです。
できれば18年度も教えていただけますか?
厚かましくてすみません。
過去問を買えばいいのでしょうが、私には高くて少しためらっています。これではだめですよね~

投稿: ハッピー | 2009年11月12日 (木) 22時00分

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