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場面通訳試験分析H14

おはようございます。だんなですpaper

今日は14年度です。テーマは「防災学習会の場面」です。

◆最初の映像では、6人の人が横1列に座っていて、消防の人がドアから入ってきます。映像からは、複数人いる場面通訳だということが分かります。最初の映像だけでは、ろう者がどの人かは分かりません。

以下、おおまかな流れです。

消防;消防署の○○といいます。防災について考えます。災害には、地震、台風、局地的な大雨などがある。事前に備えられるのは台風。

ろう者A;とくに何も備えていない。テレビの字幕を見る。

ろう者B;食料や、飲み物を備える。お風呂に水をためておいて、緊急時にトイレに使用。

消防;他には?

ろう者B;以前は何も考えていなかった。近所との付き合いも大切。

消防;情報は大切。市町村の、災害本部が1軒1軒まわったり、FAXする時もあるが不十分。

   情報を得るためにしている工夫は?

ろう者B;隣の家の人から筆談、福祉事務所からFAX。

ろう者A;テレビやメール。

消防;台風の時は、そのような準備が。地震の時は?

ろう者B;台風の時の同じ。その他、タンスが倒れないようにするなどの工夫。また、非常時の家族の集合場所(避難場所)を相談して決めておく。

消防;災害の時は事前の準備、身の安全は自分自身で守る。近所付き合いも大事。

    備えあれば憂い無し。

以上のような流れです。

◆申し訳ありません。以前、ろう者は1人しか登場していないと書いたのですが、H14では2人のろう者が登場します。しかも消防署の人 対 ろう者2人のような感じになっていて、他の聴者は一切発言をしていません。

◆消防の人は、H15の医者と同じように、1単語1単語はっきりしていて聞き取り通訳がしやすいのですが、ろう者の手話表現は少し読みにくいところもあります。

そんなときは、やはり読めなかったものは飛ばして、読めるところだけをひろって日本語の文にしましょう。ごまかしの技術も大切です。今回のは、ろう者Bの発言を、どこまで要約するか、どこまでごまかすかがポイントかもしれません。

◆今回のテーマは「防災」です。防災に関する用語、「災害」「台風」「地震」「避難」などの単語が必要ですね。ろう者の生活で困難が生じそうな場面の実態を知っておくとよいでしょう。

・福祉事務所からFAXの連絡がある。

・携帯メールやテレビ字幕で緊急情報を得ることができる。

・緊急の時のためにも近所づきあいが大事。

などです。

◆1軒1軒まわる、FAXを1軒1軒送る。というような手話は、場所を分けて分かりやすくしたいですね。

これまで、過去5年の場面通訳を見てきましたが、それぞれ、「子ども会」、「就職相談」、「エレベーター工事」、「医療」、「防災」のように、ろう者の日常生活に関したテーマがほとんどでした。

その他にも、「政治」、「福祉」、「介護」、「保険」、「年金」、「税金」、「家庭」、「スポーツ」などのテーマに関した手話単語、ろう者に関する問題などを確認しておくとよいと思います。

今調べたら、13年度は「(痴呆の母の相談)介護」、18年度は「同窓会の会場予約」、20年度は「中学3年生の個人面談」だそうです。

とりあえず。場面通訳の分析は今日でおしまいです。

もしご質問ご意見等ありましたらお願いします!

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コメント

こんばんは!
5年分も解説していただいて、
ありがとうございました。
とても参考になるアドバイスも盛りだくさんで
なんてラッキーな自分!!
試験に向けて頑張ります。
また悩んだ時は質問させていただきますね。
おやすみなさい☆


投稿: ハッピー | 2009年11月16日 (月) 23時07分

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